そんな事が関係あるのか無いのか僕は夢遊病の気があった
朝起きると度々足を泥だらけにしている僕に気付いた母
不思議に思い僕が寝た後、起きていて僕を付けてみる事にしたそうだ
夜中僕はおもむろに起き出しドアを開け裸足で表に出て行った
母も後を尾けて表へ出た
僕は迷う事無く30メートル程の道を突き当たりまで歩き
突き当たったら右に曲がって行ってしまったそうだ
その様子を母は玄関でジッと見ていた
暫らくすると僕が道の右側から現れ戻って来た
母は何処に行ってたの?と僕に聞いた
何も答えない僕をそのまま抱え部屋に戻った
そして母の膝の上で号泣
暫らく泣くと眠ってしまったという事だ
次の日、母に昨日何処に行ってたの?と聞かれ
なんのこっちゃと僕、でも泣いていたのは覚えていた
自分知らない所だが泣いたら負けだ